アホ毛(ピン毛)が薄毛に繋がる理由と6つのアホ毛予防方法

スタイリングした髪の間から、流れに逆らって突き抜けるように生えている毛。

ヘアスタイルを気にする人にとっては、厄介な存在ですよね。

こういう髪は俗に「アホ毛」と呼ばれています。

アホ毛はピンピンと跳ねたように生えてくるので「ピン毛」と呼ばれることも。

ところで、アホ毛がある人は「薄毛予備軍」になっていることを知っていますか?

実はアホ毛は単に見た目に支障が出るというだけではありません。

そこには、毛根や頭皮、髪の成長にとってマイナスになる要因がひそんでいます。

今回はアホ毛(ピン毛)についての詳しい知識や、ケア方法などを紹介していきたいと思います。

アホ毛(ピン毛、浮き毛)ってどんなもの?

アホ毛(ピン毛、浮き毛)ってどんなもの?

ワンレングスの女性や、髪を後ろで束ねている女性の頭頂部に、短い髪がピンと空を向いてまっすぐに生えている。

この毛が「アホ毛(ピン毛)」です。

なかなか面白いネーミングですが、そのせいか薄毛に関係する深刻な状況だとは思っていない方がほとんどのようです。

ちなみに、アホ毛には次の3種類があります。

アホ毛の種類3つ

アホ毛の種類3つ

(1) 新しく生えてきた元気な毛

(2) 外的なダメージによって途中で切断された毛

(3) 毛穴に問題があり成長途中でクセがついた毛

アホ毛を見つけた人は、だいたい(1)の「新しく生えてきた毛」と思うようなんですが、実は(1)の毛は、思春期など新陳代謝が活発な女の子に多く見られる現象です。

つまり、成人女性の場合には、(2)や(3)といった『問題のあるアホ毛』である可能性が高いんです。

アホ毛が目立ってきたら『髪が薄くなってきた』サイン?

アホ毛が目立ってきたら『髪が薄くなってきた』サイン?

アホ毛は見た目の問題、と考えられがちです。

そのため、毛が跳ねていることを「重大なこと」と考える女性はあまりいません。

しかし「髪の健康」という面から見ると、かなり大きな問題が潜んでいることが多いんです。

まず後述するアホ毛の種類3つの中から先に(2)外的なダメージによって途中で切断された毛(3)毛穴に問題があり成長途中でクセがついた毛、について軽く説明すると、

『(2) 髪が途中で切れる』という現象が現れた場合、乾燥や栄養不足によって髪が弱くなっている可能性があります。

また、『(3) 毛穴に皮脂や角栓が詰まっている』状態だと、新しく生えていた髪が、汚れの塊に圧迫されて歪んでしまいます。

その結果として、アホ毛が目立つようになるというわけです。

(2)、(3)どちらの状態でも薄毛が進行している危険性があるので、「アホ毛」に対して危機意識を持つことが大切です。

切れ毛になる原因

切れ毛になる原因

次に切れ毛になる原因を説明していきます。

〈切れ毛になる3つの原因〉

  • 栄養不足
  • ヘアケアの仕方が良くない
  • 外部からのダメージ

などがあります。

まず栄養不足ですが、髪の毛の毛根にも身体の臓器と同じように、口から入った食べ物や飲み物が分解され、血液を通して栄養が運ばれていきます。

その栄養(タンパク質、ビタミン、亜鉛など)が足りなくなると強い髪の毛を作りにくなり、その結果切れやすい毛になってしまうということです。

次に間違えたヘアケアです。

ブラシの使い方や髪の毛の乾かし方が悪かったりすると、髪の毛の外側を守っているキューティクルがはがれ、弱い毛になってしまいます。

キューティクルが剥がれている弱い毛というのは、外部からの刺激に弱かったり、切れやすい毛になるのです。

外部からの刺激は、紫外線や、帽子、ヘルメットによる摩擦などですが、これもキューティクルを傷める原因になり、抜けやすかったり、切れやすい毛になる可能性があります。

早めのケアが『抜け毛予防』の鍵!

早めのケアが『抜け毛予防』の鍵!

「アホ毛」は髪が変形したり弱っていたりする状態です。

この時点では、まだ本格的に抜け毛が増える段階にはきていません。

ただし、そのまま何も処置をせずに放っておくと症状が進行してしまいます。

早めのケアが抜け毛の始まりを予防することにつながるので、まずは生活習慣やヘアケアの方法に不適切なものはないか?チェックすることから始めましょう。

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

ここからは、アホ毛を減らし、薄毛を予防するための6つのポイントをお伝えします。

①正しく髪を乾かす

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

アホ毛が目立つようになったら、まずはシャンプー後のお手入れがちゃんとできているか確認してみましょう。

髪の成分は「ケラチン」という物質。これは肌や爪などと同じ『タンパク質』です。

このケラチンは強い分子構造を持ちますが、「水に濡れる」ことで一度分子のつながりが離れてしまうという性質があります。

つまり、髪が濡れた状態というのは、切れたり傷ついたりしやすくなっていて、非常にもろくなっているんですね。

②ドライヤーを正しく使う

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

シャンプーのあと、ドライヤーをかけないという人もいると思います。

けれど、髪が濡れた状態で動き回ると、切れたり傷ついたりしてしまって頭髪によくないんです。

つまり、シャワーや入浴のあと、すぐにドライヤーを使って乾燥させるのがベストなんですね。

このとき気を付けてほしいのは、『熱のダメージ』です。

高温の温風で何十分もドライヤーをかけてしまっては、逆に髪が傷つきます。

ドライヤーは必ず「20cm以上」離して使用し、できるだけ短時間で仕上げてしまうことが大切です。

ドライヤーを短時間で済ますためにはタオルドライでしっかりと水分をとることも大切ですね。

③髪に負担をかけない

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

栄養が足りなくて十分成長していない髪は切れやすく、アホ毛になりやすいのです。

そのため、髪にかかる「外的ダメージ」を最小限にすることが大切ですよ。

髪を締め付ける「帽子」、固く髪をくくる「ポニーテール」、そして普段のヘアケアやスタイリングの際に行う「ブラッシング」など、毛髪に負担を掛けないよう十分配慮していきましょう。

③ブラッシングを丁寧にしてアホ毛を防ぐ

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

とくに出勤前のスタイリング時には、気持ちも焦ってしまいブラッシングも乱暴になりがち。

強いブラッシングは静電気を発生させ、絡み合って髪が切れてしまう原因になります。

アホ毛を生み出さないためにも、「髪をいたわったブラッシング」を心がけてくださいね。

④頭皮にやさしいシャンプーを選ぶ

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

市販の安いシャンプーには、洗浄成分に「合成界面活性剤」が使われています。

この成分は、食器洗い洗剤や衣類用洗剤などに含まれるもので、脂質やタンパク質を破壊してしまうほど強い性質を持っています。

人間の髪も頭皮も「タンパク質」でできているので、安価なシャンプーに含まれる合成界面活性剤は、髪の毛の分子構造が破壊し、髪を弱くしてしまいます。

更に、頭皮を覆う皮脂を洗い流し、発毛に関係する細胞にも強いダメージを与えてしまうんです。

薄毛予防にはアミノ酸系のシャンプーがおススメ!

界面活性剤による悪影響は、それだけではありません。

皮脂が流されると、頭皮が乾燥します。

それを補うために必要以上に皮脂が分泌されて毛穴をふさいだり、フケが発生し角栓が毛穴に入り込んで詰まってしまうという、困った事態が引き起こされることも。

こういった「毛穴の詰まり」も、アホ毛発生の原因になります。

毛穴が詰まっていると、新しい髪が毛穴から出ていこうとするときに邪魔をし、髪を変形させてしまうんです。

アホ毛が目立ちはじめたら、まずは「アミノ酸系シャンプー」などの、髪と頭皮にやさしいシャンプーに替えることをおすすめします。

⑤薄毛を防ぐために食生活を見直す

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

アホ毛は『髪が弱くなること』で起きる現象と考えることができます。

逆に言えば、髪が太くしっかりと成長をしている人は、アホ毛も発生しにくいんです。

原因はいろいろあると思いますが、食生活も原因の一つと言われています。

栄養状態の悪さが影響し、髪質が弱くなっている可能性があるということですね。

特に、「食生活が乱れている」女性や「ダイエットをしている」女性は注意が必要です。

アホ毛を防ぐ三大栄養素

まずは三大栄養素である「炭水化物」「脂質」「タンパク質」を十分に摂取

ビタミンB群やミネラル群、アミノ酸などの不足にも気をつけましょう。

また、更年期障害によって薄毛が起きている女性ならば「イソフラボン」の摂取も必要です。

髪の良い栄養素をしっかりと摂取することが、アホ毛予防と改善の基本になるということを心得ておきましょう。

⑥ストレス発散でアホ毛防止

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

ストレスというのは精神的にも良くないですが、頭皮や髪の毛にもよくありません。

ストレスがたまると血行が悪くなります。

栄養は血液を通して毛根に運ばれるため、ストレスで血行が悪くなると、髪にも栄養が届きにくくなります。

適度なスポーツや、休みの日には趣味を楽しむ、心を許せる人に会い話をするなど自分の性格に合ったストレス発散方法を見つけてくださいね。

⑦紫外線を防止してアホ毛を防ぐ

ヘアケア方法や生活習慣を見直して薄毛予防

頭皮というのは身体のどの部分よりも紫外線を浴びています。

そして、紫外線はアホ毛、切れ毛、抜け毛の元になります。

そしてその積み重ねが薄毛を進行させてしまうんですね。

外出時は帽子をかぶる、日傘をさすなど、紫外線を遮ることによりアホ毛を防ぐこともできます。

今あるアホ毛の処理はどうしたら良いの?

今あるアホ毛の処理はどうしたら良いの?

次は今もう既にアホ毛がピンピン出てしまっている場合はどうしたら良いのか?

分け目を変える

分け目というのは紫外線も受けやすいですし、くしでとかす時にも引っ張られやすく、切れ毛、アホ毛になりやすいんです。

だから分け目にアホ毛が多いということもよく聞きます。

そんな時は分け目を変えてみましょう

分け目を変えることによって、今まで立っていた毛の上から長い毛がかぶさります。

そうすると全部ではないですがアホ毛を隠すこともできます。

整髪料でアホ毛を抑える

ワックスやジェル、ムース、スプレーなどの整髪料でアホ毛を抑える人もいます。

根元から付けてしまうとベタベタになり、ペッタンコになりやすいので、毛の根元から1,5~2センチぐらいのところから周りの髪の毛になじませるようにつけます。

慣れるまでは整髪料を付け過ぎてしまったり、付け足りないでアホ毛が寝ない事もありますが、これも練習ですね。

整髪料をつけた日は、特に気をつけてシャンプーをしましょう。

整髪料の洗い残しがあると、かゆみや荒れ、もし毛穴に詰まってしまったりしたらそれこそ薄毛の元になってしまいます。

アホ毛発生のメカニズムを覚えて、正しい薄毛対策を!

アホ毛発生のメカニズムを覚えて、正しい薄毛対策を!

ここまで、アホ毛と薄毛の関係性をご案内しましたが、いかがでしたか?

外見の問題だけにとらわれがちな「アホ毛」ですが、意外に深いメカニズムと背景を持っているんですね。

年齢を重ねてからも美しい髪を維持するためには、いずれ本格的な薄毛対策に取り組まなければなりません。

「アホ毛」が現れる……というのは、実は良い機会なのかもしれませんね。

この機会に、ヘアケアの方法、シャンプー選び、食生活の改善など幅広く普段の『髪に悪い』生活の改善を進めていきましょう。

まとめ

アホ毛(ピン毛)が薄毛に繋がる理由と6つのアホ毛予防方法まとめ

  • アホ毛はいずれ『薄毛』につながる!?
  • アホ毛発生の原因は「髪質が弱まっている」or「毛穴の詰まり」
  • 「正しく髪を乾かす」ことでアホ毛予防
  • 「髪をいたわるブラッシング」をすることも大切
  • 「髪にやさしいシャンプー」を使いましょう
  • 「髪に良い栄養素」の摂取でより健康な髪へ!
  • ストレス発散で血行を良く!
  • すでに出ているアホ毛は整髪料で処理
  • 分け目を変えることでアホ毛を隠す

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