頭皮が乾燥すると薄毛になりやすい?対策と原因を知って薄毛&抜け毛を予防しよう!

薄毛の原因は体質的・環境的・精神的なものと多岐にわたります。

最近では薄毛治療の研究も進み、どちらかというと”体の内部”に目が向けられがちな傾向にあるといえるでしょう。

とくに女性に多いといわれる「頭皮環境の悪化」も、軽視できない薄毛の原因だということを忘れてはなりません。

頭皮の「乾燥」による発毛器官への悪影響は、薄毛に悩む女性がまず目を向けるべき要因です。

ここでは、乾燥によって引き起こされている薄毛の経緯や原因と、薄毛対策として5つの方法を紹介していきますね。

頭皮の乾燥は薄毛、抜け毛を増やす要因に!

頭皮の乾燥は薄毛、抜け毛を増やす要因に!

頭皮の乾燥は、たんなる「肌荒れ」くらいにしか捉えていない人が多いようですが、じつは薄毛を増やす大きな要因になります。

髪の土台となる頭皮は、大きく分けて”3つの層”に分類。

最表面の「角質層」、一般的に”皮膚”といわれる「表皮」、そして毛根部のある「真皮層」ですね。

肌荒れは最初「角質層」に現れます

角質層は0.02ミリという極めて薄く壊れやすい細胞組織ですが、その役割は非常に重要。

「バリア機能」と呼ばれる役割も、この角質層が担っています。

角質層のバリア機能は、外部からの雑菌・ウイルスの侵入を防ぐ役割に加えて、表皮、真皮層にある水分、油分が蒸発しないように「フタ」をする働きもあるのです。

ですから、肌荒れを起こしてしまうと、髪の生育に必要な水分、油分が蒸発し、頭皮は薄く柔軟性を失い、毛根を収めるスペースまでも十分に確保することができなくなってしまいます。

また、水分と油分の蒸発は、頭皮温度を下げることにつながり、頭皮に張り巡らされた毛細血管を収縮させてしまい、血の巡りを悪くさせるのです。

髪を生成するために必要な栄養素は血流によって運ばれますので、発毛メカニズムにダメージが加わっていきます。

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

頭皮が乾燥する原因は様々なものが考えられますが、ここでは代表的な5つの原因について解説していきますね。

  • ストレス
  • 栄養不足
  • 生活習慣
  • 刺激の強いシャンプーを使用している
  • 間違ったドライヤーのかけ方

ストレス

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

ストレスにより血流が悪くなり頭皮の状態が悪化していきます。

当然ですが、頭皮は細胞の集まりで出来ているので、適度な酸素や栄養が届かない事には健康を維持出来なくなるのですね。

頭皮に酸素や栄養を届けるには人間の体は血液を介す必要がありますね。その血液の流れが悪くなるというのは致命的。

古い細胞から新しい細胞へ生まれ変わる新陳代謝も損なわれ、頭皮がガサガサな乾燥状態になりやすくなってしまうのです。

栄養不足

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

頭皮に関してはタンパク質や糖質も不足すると悪影響を及ぼしますが、特に『ビタミン』が不足していると乾燥状態になりやすいです。

ビタミンは体内の補酵素を作り出す働きがあります

補酵素は体内の物質代謝に必須なので、その材料となるビタミンが損なわれた時に、頭皮細胞の新陳代謝がうまく機能しなくなり乾燥に繋がるというわけです。

生活習慣

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

生活習慣には前述した栄養不足の内容も含まれますが、ここで特に注目なのが『睡眠不足』や『疲労の蓄積』『過度な飲酒』『喫煙』等です。

これらは、何度も言いますが頭皮の新陳代謝を正常に機能させなくなるので気をつけましょう。

刺激の強いシャンプーを使用している

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

頭皮の乾燥の大きな要因として『刺激の強いシャンプー』を使用している場合もあります。

刺激の強いとは、もっと簡単に説明すると洗浄力が強い事ですね。

本来頭皮に必要な皮脂まで洗浄し取り除いてしまう為、頭皮に必要な水分を留める事が出来なくなり乾燥してしまうのです。

また、刺激の強いシャンプーの使用だけではなく、結局は本来必要な皮脂を取り除いてしまうような洗い方をしている場合も同じく頭皮の乾燥の原因になります。

例えば、『一回の入浴時にシャンプーを何回もする。』『指で強い力でゴシゴシ洗う。』『爪を立てて洗う。』等がこれに該当。

間違ったドライヤーのかけ方

頭皮の乾燥の原因を5つチェック!

ドライヤーのかけ方でも頭皮の乾燥を招いてしまうので注意が必要。

具体的には、早く髪の毛を乾かせようとするあまり、熱風で頭皮に向かって長時間かけてしまう事です。

軽い火傷の原因にもなりますし、髪も痛めるだけでなく、頭皮も乾燥させてしまいます。

ゆっくりと焦らずに場所をずらしながらドライヤーをかけるようにしましょう。

頭皮の保湿が大切な理由

頭皮の保湿が大切な理由

頭皮が保湿されて潤っている状態だと、角質層で外からのダメージを吸収してくれるんですね。

反対に頭皮が乾燥していると、ダメージを吸収できずにまともに受けてしまいます。

さらには真皮層までダメージが突き抜けて浸透してしまうんです。

それが1回や2回ではなく毎日続いているとなると、頭皮の乾燥というのがどれだけ負担がかかっているか分かると思います。

保湿が大切な理由は外からのダメージに対して頭皮を守るということ。

そして頭皮を守ることは同時に髪の毛を守ることにもつながるんですね。

頭皮が乾燥乾燥することで菌が増える

頭皮が乾燥乾燥することで菌が増える

乾燥による肌荒れは、もう一つ深刻な事態を引き起こします。

肌荒れによって起きるささくれだったような角質層には、皮脂が溜まってアクネ菌やマラセチア菌の住処になるのです。

増殖した雑菌や常在菌が増えすぎると、体の免疫機能が反応し、攻撃をはじめます。

肌荒れが長期的に続くと、免疫細胞は数を増やし、しだいに”暴走”していくのです。

暴走した免疫は、自らの体細胞組織を”異物”と勘違いして攻撃してしまい、それが「アレルギー皮膚炎」に繋がっていきます。

数を増やした免疫細胞は、皮膚内の各組織や髪を作っている「毛根部」を攻撃することもあり、それが抜け毛を増やす原因となってしまうのです。

頭皮の乾燥対策!5つの方法

頭皮の乾燥対策!5つの方法

前述したように、薄毛の改善と予防に、頭皮の乾燥を対処することは大切なことです。

日常の生活の中で頭皮を乾燥させる要因から、対策を5つ考えてみました。

  1. シャンプーの使い方に注意する(ごしごし洗いすぎない、1日2回以上シャンプーしないなど)
  2. 乾燥しやすい成分を含むシャンプーを使わない
  3. シャンプー後に育毛剤を使う
  4. ドライヤーはできるだけ頭皮から離して使う
  5. 紫外線対策をする

順番に解説していくのでご覧下さい。

①シャンプーの使い方に注意する(ごしごし洗いすぎない、1日2回以上シャンプーしないなど)

①シャンプーの使い方に注意する(ごしごし洗いすぎない、1日2回以上シャンプーしないなど)

「シャンプー」は誰でも行うヘアケアの代表的なものですが、頭皮を乾燥させる原因として第一に考えなくてはならないものです。

シャンプーに含まれる洗浄成分は、汚れだけではなく頭皮を守る皮脂分までも洗い流してしまいます。

ちなみに本来お湯だけでも汚れの8割程度は落ちるとされているのは参考までに。

ですから、洗浄成分が配合されたシャンプーならば、ごしごし洗わなくても十分に汚れは落ちるはず。

女性は、特に体臭を気にするために1日の間に何回もシャンプーをすることが多いようです。

しかし、頭皮を含む肌組織は、洗浄後に皮脂を分泌してダメージを修復する性質があり、それには何時間もの時間を必要とします。

修復中にさらなるダメージを受けてしまうことで、皮脂分泌が追いつかずに肌荒れを起こしてしまうので、シャンプーを1日2回以上するのは危険ですよ。

②乾燥しやすい成分を含むシャンプーを使わない

②乾燥しやすい成分を含むシャンプーを使わない

ドラッグストアなどで販売されている低価格のシャンプーは、「合成界面活性剤」という石油系・アルコール系の”洗浄力が高すぎる安価な成分”が使われています。

近年の女性の薄毛の原因の多くが、この合成界面活性剤だとも考えられているのです。

最近では、育毛目的で作られた「アミノ酸シャンプー」や、「植物由来成分シャンプー」などの低刺激シャンプーが開発されています。

薄毛が気になり始めたら、まずこういったシャンプーに切り替えることで、頭皮の深刻な乾燥の予防になるでしょう。

③シャンプー後に育毛剤を使う

③シャンプー後に育毛剤を使う

頭皮のバリア機能がすでに壊されている場合、お湯だけで洗髪をしてもダメージを受けるほど頭皮はもろく弱っています

こういった場合には、ネット通販などで入手できる「育毛剤」の使用がオススメ!

育毛剤には、髪の生成を促したり、頭皮の保湿を促進させるような成分が必ず含まれています。

また、頭皮は顔や体の皮膚よりもはるかにデリケートですから、顔用・体用の保湿剤を流用することはあまりよくありません。

必ず育毛剤などの「頭皮専用」のものを使い、頭皮の乾燥に対処するようにしましょう。

④ドライヤーはできるだけ頭皮から離して使う

④ドライヤーはできるだけ頭皮から離して使う

シャンプー後の「ドライヤー」もまた頭皮乾燥の原因の一つになります。

高温の温風を髪と頭皮に当てるわけですから、だいたいは想像がつくはずですよね。

シャンプー後のドライヤーは、頭皮を乾かして雑菌の繁殖を防ぐという良い面もありますが、やはり問題になるのは「熱によるダメージ」です。

シャンプー後のドライヤーは必ず行い、そしてなるべく頭皮から離して使うようにしましょう。

⑤紫外線対策をする

⑤紫外線対策をする

太陽光に含まれる「紫外線」も頭皮の乾燥の原因になります。

紫外線の皮膚に及ぼす影響は深刻で、頭皮の真皮層にあり水分を補給している「コラーゲン」を死滅させてしまうことがわかっているのです。

髪を生成する毛根部を含めた頭皮の真皮層は、コラーゲンによって保持されている状態。

コラーゲンを失ってしまうと、”毛穴がまるごと消失”してしまうこともあり、もちろんこの状態で髪の生成などできるはずがありません。

薄毛が気になる女性は、外出時に頭皮の紫外線対策をすることを忘れないようにしましょう。

頭皮は髪の生成と成長のベースとなるところですので、薄毛の心配のある人はそのコンディションに気をつけなければなりません。

乾燥や肌荒れが起きれば、それは「薄毛の予備軍」だと考えても良いでしょう。

肌乾燥による薄毛は年齢に関係なく起こります。

ご紹介した5つの対策を参考に、頭皮ケアをはじめてみましょう。

〈まとめ〉

頭皮が乾燥すると薄毛になりやすい?対策と原因を知って薄毛&抜け毛予防まとめ

  • 頭皮の乾燥はバリア機能を壊すことで薄毛の原因を作ってしまう
  • 頭皮の乾燥を防ぐにはシャンプーの使い方にも注意が必要
  • 頭皮の乾燥を防ぐには低刺激のシャンプーに替えるとよい
  • 頭皮の乾燥を防ぐには育毛剤が効果的
  • 頭皮の乾燥を防ぐにはドライヤーの使い方に注意が必要
  • 頭皮の乾燥を防ぐには紫外線対策が必要

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